過敏性腸症候群は何科を受診するのか、その治療法と具体的な費用は?
過敏性腸症候群は大病ではありませんが
とても厄介な病気です。
食事に気を付けてもその他生活習慣を見直しても
なかなか改善はできません。
常にトイレのことが頭から離れないし
外出には勇気が必要だし
自由にトイレへ行けない状況は
絶対に避けたいですね。
この病気によって
学校や会社に行けなくなる人も沢山いるようですが、
受診することで悩みは少しずつでも軽減します。
私のように別な病気が隠れているかもしれませんし
そうじゃなくてもトイレばかり気にする生活は
終わりにしたいじゃないですか。
今回は初診から半年間の経過観察について
振り返ってみます。
過敏性腸症候群の受診は何科がいいか
私は受診前にネットで自分の症状を調べて
過敏性腸症候群という病気を知りました。
そしてその原因は
ストレスによる自律神経の乱れかも?
ということも同時に知ったのですが
これは受診をしてみないことにはわかりません。
下痢を起こす病気は他にもありますからね。
胃腸に何も問題がなければ
どの科に行った方がいいかは
きっと先生が教えてくれるはず・・・と考え
私の場合は初めに胃腸科内科を受診しました。
そして過敏性腸症候群と診断を受け
そのまま半年間
そこで薬の処方を受けつつ
経過観察をしていただきました。
薬を飲み続けて
すっかり症状は落ち着いたものの・・・
半年経過後の血液検査で
別な病気の疑いがあると診断され
その胃腸科内科から現在は外科に通院しています。
過敏性腸症候群の治療はどんなものか
初診では
どんな症状にどのくらいの期間悩んでるかを話したり
血液検査をしました。
この時点ではまだ
過敏性腸症候群という診断は受けません。
大腸カメラでの検査を受けて
何も問題が見つからなかった場合に
過敏性腸症候群と判断されるそうです。
そのため大腸カメラの予約をし、
まずは通常の整腸剤と下痢止めを処方されました。
私の場合はミヤBM錠と
タンニン酸アルブミン「ニッコー」。
全く症状は治まりませんでしたが・・・。
その初診から数日後、
大腸カメラでの検査を受けても問題が見つからず、
過敏性腸症候群と診断されました。
この診断結果により処方されたのが
イリボー2.5µgでした。
朝1錠飲むだけです。
今までが毎食後に下痢止めを飲んでいたので
朝1錠だけっていうのがとても不安で・・・
飲み始めて数日間は
これまでと同じように
毎食後にトイレへ行ってました。
それがだんだん食事後も
トイレに駆け込まなくても大丈夫って思えるようになり、
1か月経たないうちに
下痢をしない日が続くように。
通院も2か月に1度で済むようになりました。
だけど飲み始めて4か月が経った頃
また下痢をする日が出てきました。
そのため
朝に薬を飲んだ他に
市販の下痢止めを追加で飲んだりもしました。
そこで先生に相談し、
5か月目からはイリボー5µgに切り替え。
量が増えたためか
これでまたお腹は落ち着くようになりました。
私が処方されていたイリボーは
下痢型過敏性腸症候群の治療薬として
使用される薬とのことですが
下痢止めではないそうです。
そして女性と男性では初回投与量が違うこと、
1日最高投与量も違うということを
ネットの情報で読みました。
これからもし
また下痢が気になるようになったらどうするんだろう・・・
と考えながら通院から半年が経ち
また血液検査をすることになりました。
この血液検査は
前回よりも検査項目が多かったです。
そしてこの血液検査の結果で異常が発見され
私の過敏性腸症候群としての通院は終了しました。
過敏性腸症候群でかかる費用は?
病院によって金額に差がありますが
私(扶養外、協会健保・本人)の場合はこんな感じでした。
- 初診+大腸カメラ検査前キット+薬=¥4200弱
- 大腸カメラ検査、診察+イリボー2.5µg1か月分=¥6600弱
- 再診+イリボー2.5µg2か月分=¥2700弱
- 再診+イリボー5µg2か月分=¥3600弱
- 上記以外に私は血液検査とCTがあったので+¥6290
私の半年間は大腸カメラ検査と問診、
血液検査と薬の処方だけでしたが、
過敏性腸症候群を薬だけで治すことは
難しいそうです。
ストレスが原因である可能性が大きければ
心療内科での治療や生活習慣改善など
追加されるかもしれません。
まとめ
過敏性腸症候群としての通院は
この約半年間で終了しましたが、
受診をすることでかなり生活が楽になりました。
他の病気の可能性を発見してもらえるのも
受診があってこそです。
自分の辛い症状をきちんと相談し
最適な治療を見つけてほしいと思います。