体の悩み

過敏性腸症候群の体験談と仕事選択、学生がなってしまった場合

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過敏性腸症候群は
はっきりと原因がわからないと言われる病気ですが、
日常生活に大きな影響をもたらします。

 

しかし市販薬が充実して購入しやすい現代では、
何とか自分で治そうとネットや書籍などで

調べまくっている方々も多いと思います。

 

私もそんな中の1人だったものの、
ついに仕事に影響し始めてしまい受診をしました。

 

病院受診はお金も時間も大幅に取られますからね。

 

行かずに済むならそうしたいって気持ちは

どうしても出てきます。

 

ただその自己判断が思わぬ方向に進む可能性があることを

知っておかなくては私のように後々後悔します。

 

過敏性腸症候群かもしれないと思いつつも

まだ一度も受診してない方や

受診して過敏性腸症候群と診断され経過観察中の方も
ご自身の症状と比べてみてほしいと思います。

 

受診の後回しは危険ですよ。

 

過敏性腸症候群の私の体験談

過敏性腸症候群と診断を受けたのは

2018年の夏でした。

 

子供の頃からオナラが出やすかったり

お腹を冷やして下痢をすることはあったものの、
病気として考えることはなく、
自分の行動が原因だと思っていました。

 

 

ところが2015年の初頭から

ガス溜まりによる腹痛や下痢が頻発。

 

動悸・息切れまでするようになり

明らかに体調が悪くなりました。

 

その頃の健康診断で

貧血と子宮筋腫肥大を指摘され

 

全ての体調不良はこのせいだと思い
子宮筋腫の切除手術を受けたのが

2016年末のこと。

 

 

でも子宮筋腫を取っても貧血が改善しても

氷を食べなくなっても治まらない症状。

 

手術前にあれこれ検査しても
問題があったのは貧血と子宮筋腫だけだったはずなのに。

 

朝食後は必ず下痢をし、

出勤前にトイレを済ませても
30分の通勤時間中にトイレに行きたくなる日が増え、
常にお腹がガスで張ってしまうようになりました。

 

ちなみに私は呑気症の自覚があり
何かの市販薬を飲んだ時にとても苦しくなります。

 

しかもゲップが出せません。

 

空気が溜まって呼吸が浅くなり
吐き気のような胸やけのような不快感に苦しみます。

 

処方薬では出たことがないので
今まで医師に相談したことはありませんが・・・。

 

花粉シーズンの時は毎日市販の鼻炎薬を飲むため
春と秋はいつにも増して体調不良で疲れます。

 

そのため

その呑気症がガス溜まりに関係してるのかもしれないとか
下痢は食べ過ぎとか眠気覚ましに食べてた

キシリトールガムが原因かもしれないなど
色々考えたりしました。

 

”多量摂取するとお腹がゆるくなることがあります”と

明記されたものは食べないようにしましたし

 

乳酸菌サプリメントやヨーグルトを

続けてみたりしましたが

 

下痢は改善するどころか

ますますひどくなりました。

 

 

朝だけだった下痢が

だんだん昼食後にも起こるようになり、
夕食後にも起こるようになり、

休日だろうが関係なく下痢になり、

 

何となくの予兆すら感じることなく

食事中に突然お腹がゴロゴロなり始めたり。

 

市販の下痢止めを飲んでも
トイレに行くたびに下痢になってしまう・・・。

 

 

毎日そんなことが続くようになると
もう食事と移動時間は恐怖でしかありません。

 

トイレにすぐ行ける状態にない・・・

そう考えるだけで動悸もしてきます。

 

家族だけだったらまだしも
子供の部活の送迎当番が回ってくれば

他の家の子や親も乗せて数台連なって走るため、

 

トイレに寄るためにコンビニへ・・・

なんて勝手な行動もなかなかできません。

 

空腹を感じるとお腹がものすごく鳴るし、

オナラも我慢できなくなるので、
仕事中の間食も増えてしまいました。

 

3食もめいいっぱい食べるようになりました。

 

そのため

下痢のし過ぎで「何かやつれたね」と

言われるようになっていたのに
気づけば体重も増加。

 

就寝前にベッドで横になるときも
ずっとお腹が鳴っています。

 

お腹の過活動なのか何か別の病気なのか
素人の私には原因は当然わかりません。

 

 

そこで自分の症状をネットで調べてみると・・・
その時に過敏性腸症候群という病名を知りました。

 

 

市販薬が効かない、

仕事もやらなくちゃいけない、
気持ちの持ちようと言われても

下痢の心配が頭から消えることはない・・・。

 

下痢の心配をするから下痢になるのか
お腹の調子が悪いから

下痢かもって考えてしまうのか、
どっちが先なのかわからない毎日。

 

 

このままでは精神的にも参ってしまうと思い

受診を決意しました。

 

過敏性腸症候群で仕事に就けるか

お腹の調子が悪くなってから

私は転職をしています。

 

転職前の会社では

社員数と食堂の広さが合っていなかったため、
大半の従業員は自分の車へ戻って昼食を食べていました。

 

私もそのうちの1人です。

 

誰にも邪魔されず休憩ができるのは良かったんですが、
食事中にトイレへ行きたくなっても

近くにトイレはありません。

 

車に行く前にトイレへ行っていても

昼食中は落ち着かないまま・・・

 

で、やっぱりトイレに駆け込む事態に。

 

 

そんなことが何度も続き
だんだん仕事にも集中できなくなり

転職しました。

 

現在の仕事は事務職ではないけれど
それに近い仕事です。

 

デスクワークが主でトイレにも自由に行けます。

ただちょっと距離がありますが。

 

入社前にトイレの場所がどこか
配属先がどこになるかなんて

さすがにわかりませんでしたね。

 

 

でもね・・・

この職探しってなかなか難しいんですよ。

 

今の職場に入って2年が経ち・・・
現場に出されるようになってしまいました。

 

これが症状がひどくなったきっかけです。

 

2~3か月に1度、
必ず1時間以上の移動距離がある場所へ

行くようになりました。

 

外現場なので当然トイレなんてありません。

 

誰にも相談したことがなかったので
当然誰も私の症状を知るわけもなく・・・。

 

仕事内容は好きだし、

年齢的にもそう何度も転職先が見つかるとは限らないし

何とか続けたい。

 

でもトイレが・・・。

 

そう、

仕事はトイレへの行きやすさが

選択基準になってしまうんです。

 

同じ症状で悩んで仕事を休職、

退職する人もいることは知っていましたが、
みんながそう選択できるわけじゃないですよね。

 

私も一時期考えたことがあります。

 

でも子供にもお金がかかるし

旦那に何かあったらその時点で生活は困窮する、
治療するにしてもお金がかかるじゃないですか。

 

自分達の老後生活だって

考えなきゃならないわけで・・・。

 

私には”仕事をしない”という選択肢は

ありませんでした。

 

 

じゃあどうするか?って考えたら
仕事をしつつ治療をするしかないんです。

 

どんな仕事が向いてるかって考える人は多分・・・

治療を開始してない人、

通院はしていても薬が合っていない人じゃないかと思います。

 

だって私は

治療を開始してから

薬で下痢が落ち着きましたから。

 

完治ではありませんよ、別の病気が発覚したので。

 

薬を飲んでいても下痢になることはあります。

 

それでも

毎食後になったり続いたりはしなくなったので、
相変わらず同じ会社に勤めていますし

現場にも出ます。

 

結論は、

過敏性腸症候群でも仕事には就けます。

合う薬を処方してもらうことができれば。

 

過敏性腸症候群に学生がなってしまったら

子供達の生活を見てきて思ったんですが
学生ってトイレに行く時間が

結構限られているんですよね。

 

授業という拘束時間には、

自由にトイレへ行けません。

 

そして教室内の席は近いし

授業合間の休憩時間は短い。

 

過敏性腸症候群では

トイレに行く時間をコントロールできませんから
授業中にトイレへ行きたくなるでしょう。

 

先生にはいい顔されないだろうし
周囲からの目も絶対気になるはず。

 

体育館で集会もあるだろうし
色んな行事のほとんどが集団行動だし・・・。

 

 

この生活環境の中で過敏性腸症候群になってしまったら
自分だったらきっと

学校には行けなくなってしまってただろうなと思います。

 

私が過敏性腸症候群の治療を半年受けてきて
いまだに解決していないものが腹鳴りです。

 

空腹時になるのは普通のことですが
それ以外の時間でも結構鳴るので

静かになる時間がとても苦手です。

 

こんな状態で授業を受けるなんて・・・

絶対に集中はできないし
ずっとソワソワして何も頭に入ってきません。

 

実際、

会社のミーティング時によく鳴ってしまうんですよね。

 

ミーティング前に

がっつりお腹を満たすことなんてできないし、
気にすると余計何度も鳴ってしまう・・・

 

対処のしようがないんです。

 

 

もしあなたのお子さんがお腹の不調を訴えたら
様子を見ようと考えずに

すぐ受診させてほしいって思います。

 

この辛さは苦しんでる人にしかわかりません。

大人よりもよっぽど大変だと思います。

 

身体はもちろん精神的にも

これでは病んでしまいますよ。

 

しかし

受診をすることで処方される薬を飲み始めれば
悩む時間は確実に減らすことができます。

 

まとめ

今回は私の具体的な症状や

仕事に就けるかどうか、
学生の場合はどうなるかについて書き出してみました。

 

日常生活に支障が出るこの過敏性腸症候群は
簡単には治りません。

 

処方薬を飲み始めても
初めは何だか効果を信用できず

トイレに行く回数はなかなか減らせません。

 

でも少しずつでも信じられるようになってくる頃には
何時間もトイレに行かなくても

平気になってきます。

 

ちなみに私の体験談の中に
別な病気の症状が出ています。

 

もし私の体験談に自分の症状が似ているようなら
1日でも早い受診をお勧めします。

 

次回は

実際の治療経過やかかった費用などを

振り返ってみようと思います。

 

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この記事を書いた人

まあや
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体調不良と闘う兼業主婦です。自分と同じように悩む人のヒントになればと思い、経験談を主に書いてます。病気の話ばっかりも嫌なので、今後は仕事や趣味についても書き足していく予定です。当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

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