生活

左利き?両利き?自分の利き手をどう伝えるか

目安時間 26分
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クロスドミナンス

私の利き手は動作によって変わります。

 

そういう人って結構多いんですが

最近になってちゃんと名称があるってことを知りました。

 

今回は私のような

利き手を聞かれたときにどう表現して良いか

よくわかんないって人について

私の経験を含めて書いてみます。

 

 

利き手が常に「片方」なら両利きではない

何をするにしても「右手」の人なら右利き。

それが「左手」の人なら左利きですよね。

 

でも私の場合はそうではなくて

やる作業によって使える手が変わります。

 

「使いやすい手」ではないんですよ。

「使える手」なんです。

 

まずこれが利き手かそうじゃないかの違いかなと。

 

使いやすいって表現だと

やれなくはないけど・・・っぽいじゃないですか。

 

その表現ができるのは個人的に

どっちでもできる「両利き」の人には

当てはまりそうな気がするんですよね。

 

私の場合は小学生になる前までは完全な左利きで

小学1年生の時に学校の先生から

右手で字を書くように指導されました。

 

今はそういう時代じゃないけど

私の頃は結構そうやって

親や学校で直されたって人の話を聞きました。

 

それで私のように利き手を矯正された人は

同じパターンで利き手が変わってたりします。

 

これまでの人生の中で多く目にしたのが

 

  • 筆記は右手
  • スポーツでよく使うのも右手
  • お箸も右手
  • それ以外が左手

 

というのが多い印象です(私の知る限り)。

 

筆記とお箸の利き手については

今後の人生で困らないようにって

教えられたという人の話をよく聞きましたねー。

 

スポーツでよく使う手が右手になるのは

指導してくれる人がほぼ右利きの人だからっていう

理由が決め手かもしれません。

 

スポーツで左手をメインにしておけば

多少有利になるかも?っていうのは

全ての人に当てはまることではないじゃないですか。

 

私の場合は元々スポーツは得意じゃないんで

とりあえずそのまま覚えた方が楽かなっていうのが

最終結論だったんですが(笑)

 

右手で教わるものを

左手で真似るってことがそもそもできなかったです。

 

それで利き手が作業によって変わる場合に

よく周囲の人に聞かれるのが

 

「利き手はどっちなの?」って質問。

 

ちなみに私は

筆記と球技とお裁縫は右手がメインになるけど

それ以外はほぼ左手がメイン。

 

ただ、筆記とハサミ・カッターだけは

両手で使えます。

 

小学校低学年でまだ利き手の概念が薄かった頃

「お箸を持つ手を使おうね」って言われて

左で鉛筆を持ってたら直されたことが何度もあって(笑)

 

「お箸を持つ手ってアンタ言ったっしょ!」

って今なら言いかねないんだけど

当時はそんな事言うような子供じゃなかったから

素直に従ってましたねぇ。

 

私以外にも数人そういう子がクラスにいたんだけど

全員筆記は直されました(昭和世代)。

 

こういう人を「クロスドミナンス」または

「交差利き」と言うそうです。

 

※注射を受けるときに教えてもらって知った。

 

クロスドミナンスの場合、

動作によって利き手が入れ替わります。

 

そのため、初めてやる動作については

実際にやってみないと本人にも

どっちの手でやるのがしっくりくるかはわかりません。

 

これが結構厄介で

道具が利き手によって変形するものになると

購入するときに勇気が必要(大げさではなく)。

 

 

どっちの手でも支障なくできますよって人は

両利きであり万能に対応できるかもですが

片方に偏るのであれば両利きとは言わないようです。

 

そして筆記もお箸も右手がメインになっていても

「自分は左利きです」って自己申告する人が

とっても多い気がする(笑)

 

まぁ・・・私もクロスドミナンスという言葉が

1度で周囲の人に伝わったことが無いので

誰かに利き手を聞かれたときは左利きと答えます。

 

だから何だと言われるかもしれないけど

現在勤めている職場に変わってから

これまで気にしてこなかった利き手について

考える機会が増えました。

 

その理由は単純で

当り前のように右手仕様になっている機械の操作を

自分なりにやろうとすると

 

どうしてもスムーズにできなくて

時間が何気にかかるんですよね。

 

まさか40代半ばまで生きてきて

こんなちょっとした違いが

業務スピードに影響するとは思ってなかった・・・。

 

でもそんな私を理解しようとしてくれる人もいるので

それはかなり嬉しかったりするんですよ。

 

左利きが困ることって何気に多い

右利きの人にとっては

そもそも世の中全てが有利にできているんで

 

左利きがどんなことに戸惑うかに

気付いてないことが多いんじゃないかな。

 

私の場合は何かに困った時は

これは罰ゲームなんだ、と思うようにしてました(笑)

 

よく、左利きってカッコいい!とか

左利きって特別感があるとか聞くけど

 

正直言って不便な事とか何気に多いんで

我が子は右利きで良かったって

思ったりしてます。

 

利き手について考えるようになってから

いろんな記事を読んでみましたが

 

「それって別に悩むことじゃないでしょ」って

言いたくなるようなことを

わざわざ書いてたりするものもあるんですよね。

 

例えば小物のデザインが楽しめないとか

体温計の表示はいつも逆さまになるとか

他の人とは逆向きに衣類をかけがち・・・とか。

 

そういうのは、私にとってはどうでも良い話。

ただの左利きあるあるネタですから。

 

だってそれでも使えるんだったら

それで目的は達成できるでしょ。

 

左利きにとって問題になるのは

とっさに対応するって時には

どうしても左手が先に出るので

 

何でもかんでも右利きメインで

考えてほしくはないなって思ってるんですよね。

 

最近は利き手を矯正するってことも減ってきて

世の中には左利き商品も増えてきてるんだけど

 

左利き商品ってまだ数が少ないし

右利き用より高価だったりするんで

私は左利き用の商品は選びません。

 

家族でも私しか使えなくなっちゃうから

私の方が歩み寄れば良いなって考える。

 

それでもやっぱり困ることって多いんですよ。

 

そんなときにいっつも

”何で右利き、左利きって偏らせちゃうわけ?”って

思っちゃいます。

 

中にはね、これは仕方ないなって思うものだってありますよ。

他の記事を読んで納得できるものもあったし。

 

多分完全な左利きの人よりは

私はまぁまぁ生活しやすい方なのかもしれません。

 

そんな私でも苦手だなって日々感じてることは

もちろんあるんですよ。

 

どうにもならないことも含めて書き出すと

 

  • PCのマウスと外付けテンキー
  • 駐車場の精算機

 

これだけはずっと苦手なまま。

 

PC関連の2つは会社でのみ悩むことで

自宅で悩むことはありません。

なぜなら・・・PCは使うけどマウスと外付けテンキーは

使わないから。

 

今の会社ではPCは共有使用なので

自分個人のために敢えてマウスを左に置くなんて

面倒なことはしません。

 

それにどこの会社に勤めてた時も

マウスはみんな有線だったし。

 

これまでも右手で使うようにしてきたんで

そこは大丈夫って自分で思ってたんですが

 

実はうまくスクロールができません。

 

そして機能ボタンが多いマウスはダメ。

 

左クリックだけしようと思っても

何故か一度に押せるボタンを全部押してしまうから。

 

そうなってくるとマウスを使わなくてもいい方法を

探すわけですよ。

 

あぁ、キーボードで済ませられるように

練習すればいいじゃん?って。

 

全部がキーボードだけで何とかできるわけじゃないけど。

 

それに・・・共有PCなんで

自分が使う時だけ設定を色々変えてから、とか

めんどくさいですしね。

 

そしてもう1つが精算機について。

 

右ハンドルの車だから

精算機が右側にあるのが良いに決まってるんだけど

腕を伸ばした状態で小銭を投入口に入れるって

何気に難しいんですよ。

 

かと言って誰も車から降りてまでやってる人いないのに

自分は降りてやるとか・・・恥ずかしすぎる。

 

同じ理由からドライブスルー洗車も苦手です。

 

 

これまで数社転職してきて

今まで必ず言われてきたことが私にはあって。

 

それが・・・

 

違和感

 

「何か違和感があるんだけど

それが何なのかがわかんないんだよね」

 

って言葉。

 

いろんなタイミングで言われてきたから

それが利き手のことだとはすぐに気付けなかったりするんだけど

 

筆記が右手なら右利きって思う人って

結構多いようですね。

 

私の場合は筆記以外のことで

仕事中に見られる動作はほぼ左手メインなんですけど

そんなんでも”右利きの印象”が強かったってことかな。

 

筆記は左手でもできるけど

電話対応する時には受話器を左耳にあてるので

わざわざ左手で書く必要もなく

 

ペンによっては手も汚れるし

自分の手で書いた文字が隠れるから

覗き込むようにして書く結果、姿勢が悪くなる。

 

そしてこれもまたペンによってなんですが

普通の早さで文字を書くとかすれることが多いです。

 

だから自宅にいるときには両方使ったりするけど

会社などの人前で筆記をするときには

左手を使いません。

 

私の友人の中にはわざわざ左手で書く練習をしてる人も

過去にはいましたけど・・・

 

右利きの人が書きやすいようにできてる文字を

あえて左手で書こうとする必要はないんじゃないかなって

言いたくなったものでした。

 

それと今の職場で指摘されて気付いたのが

右利きの人と持つ手が一緒なのに

使い方が逆って言われたのがテープカッターとスポンジ。

 

テープカッターは梱包テープを切る大きいもので

スポンジは食器を洗う時に使うサイズのものなんだけど

 

私はどっちも右手に持って使いますが

動かすのは左手の方。

 

そういう小さいことが違和感って言われる理由かもしれません。

 

それから、左利きあるあるになっていると思われる

「ハサミが切れない」問題は

 

業務上困ることが多かったんで

左右どちらでも使えるように練習して

使えるようになりました。

 

(カッターは元々どっちの手でも使ってた)

 

ただね、なぜかキッチンバサミは

左手で切ることができないままなので

これは右手のみ・・・って今思い出しました。

 

左利きにありがちなこと

ここからは不便とか関係なく

気を付けてるとか心掛けてるとか

意識的にやってることなどを列挙してみます。

 

何気ないことでもね、

考えて行動したりチェックしてたりするんですよ。

 

例えば飲食に関してなら

私が意識しているのは以下の3つです。

 

1.座席は左手が人とぶつからない場所を死守。

 

お箸は左手でしか使えないので

食事の時に隣の人とぶつからないように

左端とか側面席を選ぶようにしてるし

変更してもらったりしてます。

 

そもそもそれを理解してくれる人としか

食事をしません。

 

2.配膳の位置変更。

 

お膳の配置ってマナーで決まってたりしますよね。

だけどそれ、利き手が逆だと食べにくいんです。

 

それに対して「マナーがなってない」って

周囲から注意を受けたことがある人もいるって

聞いたことがあるんですけど・・・私は変えます。

 

もちろんマナーがどうこうって

注意する人とは食事をしません。

 

こういうことがあるから

お箸も右手に矯正されてる人が

いるんだと思います。

 

3.飲み物の位置は常に把握

 

車の運転時は右側のドリンクホルダーを使うけど

それ以外の時って無意識に飲み物に手をかけると

何気に危ないんですよ。

 

キャップがついてるボトルなら右手で持って

左手でキャップを開けて・・・ってことが多いんだけど

 

フタ無しカップなんかだと

左手でサッと取って飲んじゃいますからね。

 

これで家族や友達の飲み物を

よく間違えて飲んでたりしました。

 

そういう日々なので

どんな場所でも自分の飲み物を間違えないように

バッグに必ず入れるようにするか

 

そうできないものの場合は

カップに手を添えたままにしてます。

 

 

飲食以外で意識することと言ったら

商品を買う前の品定めですね。

 

左利きが使う時に困る代表的なものが

キッチンツール。

 

片側がとがってる雫型のお玉がよく聞く話ですが

我が家には無いし、ファミレスで使うことがあっても

震えながら (((( ;゜Д゜))) 右手で使います。

 

結局自分が折れることで

乗り切るしかないこともあるんですよね。

 

できる限り脳を発達させられるように(今さら?)

使うべき側の手を使うようにはしてます。

 

とは言っても無意識だと当然左手が先に出るので

家に準備するものは

どっちでも使いやすい形のお玉に。

 

急須もよく話題に出てますが

あれはそんなに難しいものではないので

右手で使うように練習したから問題無し。

 

刃の向きで切りにくいと言われやすい包丁は

私は悩んだことはなく

当り前のように右利き用の包丁を左手で使ってます。

 

家族は見慣れてるから何も言わないけど

家族以外の人は見てるのも怖いらしくて

調理実習とかでよく止められましたよ(笑)

 

キッチンツール以外で買う時に吟味するのが

「財布」と「ファスナー付きのバッグ」かな。

 

財布は表側のデザインは一切気にしません。

自分の手で隠れちゃうから。

 

大事なのは左手で持っても中身が落ちず

開けやすいものを選ぶことなので

もう何年も同じ形のもので買い替えてます。

(小銭入れにフタが無くファスナー1つで全てが出せるL型)

 

レジでもたつくのも嫌ですからね。

 

バッグはデザインで選びがちなので

その中でもダブルファスナータイプを

買うようにしてます。

 

これ以外の物に関しては

特別に色々考えなくても大抵何とかなります。

 

 

右手だって利き手ほどじゃなくても使える

右利きの人は元々世間が右利き仕様になってることが多いので

わざわざ左手を使おうって気にはならないかもしれませんが

左利きの場合はそうはいきません。

 

世の中には右利きしかいません、と言わんばかりの

道具が結構多いので

そういうときは自我を曲げて

使いにくかろうが何だろうが頑張って使えるようにします。

 

こういう積み重ねを自然とやっている左利きが

クロスドミナンスになっていくんでしょうね。

 

そうするとね・・・たまに分からなくなるんですよ。

何がって・・・これが↓(笑)

 

左右不明

 

40代半ばにもなってそんなことある?って思いますよね。

 

あるんです。

 

これ、別におかしいわけでも病気でもないらしいんで

それだけは安心。

 

あぁ、そうそう。

 

ドラマとかでよくある

「犯人は左利きだ (・д・)!」 ってやつ。

 

多分ね、多くの左利きさんから

突っ込まれると思います。

 

何から何までかたくなに左手しか使いませんって人

そんなに多くないですよ。

 

そしてうちの娘は弓道やってたんですけど

左利きの人でも弓道をやる時は右利きと同じにするそうです。

(アーチェリーには左利き用があるのにね)

 

 

 

左利きの人だって左利きの人に違和感を持つ

自分のことを棚に上げて何言ってんの?って感じですが

 

左利きの人が見慣れてるのって

絶対数が多い「右利き」の人なんですよ。

 

だから向かい合わせで食事してるとか

作業してる時って

 

鏡のように同じ側の手を使うっていうのが

見慣れてる光景なので

 

それが交差してると違和感を持ちます(笑)

 

よく左利きさんを見つけると

勝手に親近感が湧くとか聞くんだけど

個人的には「確かにね(笑)」って言いたくなります。

 

きっとあの人も

「あ~、もうっ (`へ´)!」って思ってたりするんだろうなって

想像できるから。

 

水道の蛇口ひねっったら

思ってたより水量強くてあちこちに飛ばしたり

 

ドアノブひねってドア開けたら逆側にドアが開いて

自分にぶつけてみたり

(私は急いで出ようとした時にドアが開かなくて激突経験が何度もある)

 

自分の腕が進行方向邪魔してたりね。

 

ATMでは自分の正面に画面が来ないので

後ろの人に見られてんじゃない?って考えたりもする。

 

自販機でジュースを買う時も

やたら端の方に立って買うから

「どれにするか見ないでお金入れんの?」って聞かれたりします。

 

・・・んなわけないから。

 

きっと右利きさんからしたら

「もっと上手いことできるでしょ」って言いたくなるんだろうけど

それ、自分でも思います。

 

利き手が逆って、そんな簡単なことじゃないんですよ。

 

右利きの人がやってることを

左利きの人が鏡を見るようにして真似ながら覚える。

 

そうやって社会に順応してはいくんだけど

同じようにしていくためには

他にも小さいことで脳を使いながら

自分流に解決策を見つけていかなきゃなんない。

 

会話でも動作でも、理解するのに時間ロスが出てくるのは

仕方ないことって思ってもらいたいですね。

 

多様化してる現代だからこそ

最後にほぼ左利きの私が知ってほしいことを

まとめたいなと。

 

左利きの割合が全体的に少ないことはわかってます。

 

だから左利き用品が元々少なかったり、高かったりするのは

仕方ないかもしれません。

 

でも今の世の中っていろんな人がいるじゃないですか。

 

どんな人にも優しい商品がもっと増えても良いんじゃない?

 

左利き専用を増やせってことじゃなくて

どっちでも気にせず使いやすい

建物で言ったらバリアフリー的なものが増えたら

喜ぶ人って沢山いると思うんですよね。

 

私にはものづくりの才能がなかったからだけど

みんなに優しい商品を作ってくれる人が

増えてほしいなーって考えることがよくあるので

誰かの参考になればと書き綴ってみました。

 

 

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まあや
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体調不良と闘う兼業主婦です。自分と同じように悩む人のヒントになればと思い、経験談を主に書いてます。病気の話ばっかりも嫌なので、今後は仕事や趣味についても書き足していく予定です。当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

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