洪水警報と避難のタイミング、避難時の服装を考える
2019年10月12日。
台風19号の影響で各地で多くの水害が発生し
3週間過ぎてもなお
避難所で暮らしている方が大勢います。
我が家は数年前に現在の場所に引っ越してきましたが
この場所は20年ほど前に冠水があった地域です。
川も近くにあり自宅脇には水路が通っています。
普段見る限りでは氾濫なんて
想像がつかないくらいなんですが・・・。
でも同じように考えていたであろう方々が
今回の台風で被害に遭われてしまいました。
車での移動中に亡くなった方が多いという話を聞くたびに、
決断の早さが重要だと
再認識した方も多いのではないでしょうか。
今後もまた同じような災害が起こるかもしれません。
そして在宅(垂直)避難も危険が伴うということを
改めて考えた方がいいと報道されていましたが
本当にそのとおりだと思いました。
避難所へ行くという選択
実はなかなかハードルが高いんですよね。
自宅じゃないからくつろげないだろうし
うるさいだろうし、
その他いろいろ・・・あるだろうし。
そこで今回は
我が家の避難生活について報告しようと思います。
どういう状況なのか分かれば、
動きやすくなりませんか?
行政やマスコミが一生懸命呼び掛けていても
自分達の身を守るのは
自分達の決断と行動ですからね。
避難指示が出たらまずどうする?
私の地域で最初にきたエリアメールです。
市から各家庭に配布されている防災ラジオは
この時点ではまだ鳴っていなかったような・・・
ちょっと記憶がありませんが
我が家は避難準備はしていませんでした。
というよりも避難する気持ちは全くなかったです。
水路は増水していませんでしたから。
川は確かに近いんですが
自宅からは見ることができません。
それが、だんだん雨風が強くなってきて・・・
あれ?もしかして危険?
とりあえず2階に居ようか?
水路の水量は変化してないように見えるけど・・・。
ご近所さん達はどうしてる?
そろそろ室内も暗くなってきたな・・・
どこか電気ついてる家ある?
なんて子供達(社会人1人、中学生1人)と話し始め、
断水に備えて空のペットボトルに水を溜め置き、
停電に備えて懐中電灯を手元に準備し
スマホやタブレット、
モバイルバッテリーの充電開始(遅い?)。
避難するタイミングは?
16:00頃から防災ラジオが鳴りだし
エリアメールもほとんど鳴りっぱなし(×4台)。
河川氾濫の危険があるってことは
夫は河川パトロールのために帰ってこれないかも。
そういえばよく水害の時に
屋根の上で助けを待ってる人の様子をTVで観たな・・・
ていうか我が家は屋根の上に上がれないよね。
じゃ、ヤバい?
水路に変化はないんだけど本当に危ないの?
そう考えてるうちに
我が家の地域に避難勧告が発令されました。
垂直避難は止めよう。
避難所に行った方が確実に夫と合流できるし
自分以外にも大人がいた方が
何かあったら協力できるはず。
とっさにそう思って子供達に
「毛布1枚持って、
デカいバッグに必需品突っ込んで即玄関に集合!
とりあえず避難所に行くよ!」
と声を掛けてそれぞれ準備。
子供達は素直に従ったけれど
この時点では「ねぇ、本気で行くの?」って
言われましたね。
で、まず車に積んでおこうとドアを開けたら
どこかの男性が我が家に近づいてきてました。
開口一番に
「○○に行って!受け入れ準備進んでますから!」と。
私と話した後
隣近所にその男性は声を掛けに行っていました。
なのでそこからは迷うことなくすぐ出発。
17:00前までの約1時間が
エリアメールのピークでしたが
その時の天候は雨はやんでいて
風も強風ってほどではなかったんですよね。
そのためか
急いで避難っていう人は見かけませんでした。
避難所にもほとんど車はなかったですし。
来るほどじゃなかった?って思いましたよ。
でも私達が避難所に着いた後
しばらくすると天候は荒れ放題。
避難所は元々宿泊施設なので
特に不便は感じませんでした。
停電や断水もなかったしTVもついていたし
自販機で飲み物も買える状態。
宿泊施設って言っても
避難所としての解放なので床で雑魚寝することに
変わりはないんですが・・・。
避難者人数が増えてきたのは
真っ暗で暴風雨になってからでした。
中には別な避難先から移動してきた人も。
視界がはっきりしないと不安は増す一方です。
全てがよく見える明るいうちに
そして少しでも動きやすい天候のうちに
スペース確保のために少しでも早く
行動に移すことをおすすめします。
とりあえず着いてしまえば
身の安全は確保できますから。
避難時の服装、身なりについて
避難時に準備して実際に持ってて良かった、
持てば良かったと思うものは後日振り返るとして
今回は服装やその他の身なりについて
私が思ったことを書いてみます。
- コンタクトをしているなら眼鏡に替えて行った方が良い。
- メイクも同じく落としていった方が良い。
(水場が自由に使用できるかどうかは行ってみなければわからないため)
- 動きやすくてそのまま眠れる服装にしておく。
(人目を避けて着替える場所があるとは限らないため)
- 真夏じゃないなら羽織り物(上着)を着ていく。
(夜間、早朝は気温が下がるので防寒のため)
何もやることがないので
テレビ観るか何かで暇つぶしをするか寝るか・・・
で時間が過ぎるのをひたすら待ちます。
我が家もスマホやタブレットで暇つぶし。
でもあまりバッテリーを消費したくないので
持ってた筆記用具で書き物したり。
そして消灯時間が来たら寝ます。
多分(?)どの避難所も
21:00を目安に一応消灯すると思います。
まぁそれでパッと寝られる人は少ないでしょうが・・・。
身体がすぐに痛くなり
向きを変えるのもなかなかの苦痛。
もちろんそれだけじゃなくて
他人がすぐ近くにいるのに
無防備に寝られますか?っていう・・・。
それは皆さん同じなんですけどね。
うちの地域はその後
夜中には特別警報に切り替わりました。
大勢の人のスマホが一斉に鳴りだして
目が覚めたので
とりあえず一時的には寝てたみたいです。
次回は
最短一泊の避難生活でさえ必要だと思った持ち物や
避難所での配給品、その他困ったことなどを
振り返ってみようと思います。